神田淡平 本格手焼煎餅 今戸焼
昭和初期の淡平
妥協のない製造法と原材料を吟味することで手焼き煎餅今戸焼は生まれます。
国産うるち米100%の生地を囲炉裏端でじっくり焼き上げた素焼に江戸時代には水戸藩の穀倉地帯として栄えた太田町で大正時代より使用している九尺の杉樽を使用して仕込まれる極上再仕込み醤油を纏わせた格別の逸品です。
葛飾今戸焼き鏝使用
今戸焼とは江戸の焼物を代表するひとつで隅田川西岸の今戸の地(台東区)で盛んに焼かれていました。
今戸焼は土人形で有名ですが他に火鉢や植木鉢などの日用品の生産の他、瓦やレンガなどを生産していたようです。
今戸焼のブランドが確立したのは江戸陶芸の流行と大衆文化が隆盛した化政期頃(1804〜1829)のようです。
やがて江戸下町の都市化や大正時代の関東大震災による被災から窯元は中川沿い現在の葛飾区に移動して来ました、中川沿いでは最盛期30を超す窯元が盛んに窯煙を上げていましたが現在ではその葛飾区でも都市化が進み昔ながらの薪窯を使う正当な今戸焼を継承する窯元は一つとなってしまいました。
「江戸名所百景」 歌川広重 今戸焼鏝「葛飾区郷土と天文の博物館」蔵
隅田河橋場の渡しかわら窯
囲炉裏端で焼き上げる煎餅製造に欠かせないのが今戸焼の焼き鏝です淡平では今戸焼最後の陶工に特にお願いして焼き鏝を生産して頂いております。
淡平本格手焼煎餅は古の煎餅製造法と風味を今日に伝えております。
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