濱田庄司

民藝思想に共鳴し提唱者である思想家の柳宗悦と行動を共にした陶芸家が濱田庄司と河井寛次郎です。
二人の作家が共に得意とした意匠が釉薬の流掛けです。
下に濱田庄司の代表的な作風の流掛作品を掲載します、さらに下に琉球湧田焼の写真を掲載したのですが、これを見て濱田庄司は琉球湧田焼の影響を受けていると感じるのは私だけでしょうか?
戦前戦後を通して濱田庄司は柳、河井と共に盛んに琉球を訪問していますが、その間のどこかで琉球の湧田焼と出会っているに違いないと感じるのです。

柳の著作「琉球の陶器」にはその事に触れた箇所は有りませんが、ほぼ確実に接点が有ったのではないのかと考えています。

濱田庄司 鉄釉流掛偏壺

琉球 湧田焼 17~18世紀
   2024-8ー12