A Sign

A Signの店、すなわちApproved for US Foeces
アメリカ軍に許可された店という事です。
戦後直ぐの沖縄の繁華街は有毒な食品や酒が横行、これらからアメリカ兵を守るための政策です。
今は老舗レストランの証としてその名称だけ残っています。
さてアメリカンステーキの店が多い沖縄、ビーフを焼いただけの料理なのに何故こうも違うのかと驚くことしきり。
ジャッキー派、ピザハウス派、エメラルド派、ビックハート派、キャプテン派、数々あれど私はSteakHouse88派。
圧倒的と思うのは私だけ?
















ウイキペディアによれば以下の通りです。

Aサイン英語: A Sign)は、本土復帰前の沖縄において米軍公認の飲食店風俗店に与えられた営業許可証。

1953年11月に制度が発足し、米軍風紀取締委員会による衛生基準に合格した業者に与えられた。Aサインの「A」は「Approved(許可済)」の頭文字で、公認の店舗は許可証か「A」の表示を店頭に掲げて営業した。この制度の目的は沖縄の風俗・飲食店が米軍要員及びその家族の健康と福祉に脅威を与えないために、一定の衛生及び建築の基準に適合基準を設けることにあった。軍人・軍属はAサインのある営業施設以外での飲食は禁じられた。米軍の懸念は主に島内飲食店の衛生水準及び風俗店を介した性病感染にあった。Aサインを取得するには、保健所による食品衛生法による許可を受けた後、米軍の審査を経る必要があった。なお、Aサイン店で食中毒の発生や性病が多発すると、「オフリミッツ」とされ、米軍の立ち入りが禁止された。

Aサイン制度により飲食店等の衛生基準が著しく向上した。

1958年に権限を琉球政府に移譲したが、1962年に再度米軍に移管された。1963年には新基準に移行しており、この際にAサイン店舗数は大幅に減少した。衛生基準はかなり厳格で、店舗はコンクリート造りであることなど多額の設備投資が迫られたほか、従業員は週1度の検査が課されるなど厳しい運用であった。

1967年に米軍四軍合同の軍医で組織された琉球米軍合同医療委員会は主に性病感染防止の観点からAサイン制度が有効に機能していないと指摘し、その廃止を勧告している。この勧告を受けて在琉米軍は勧告を支持するが、琉球政府の厚生局と公安局は廃止に強く反対した。

沖縄返還直前の1972年4月15日に廃止された。現在でも当時の許可証を店内に掲示して記念としている飲食店がある。

なお「Aサイン」はアメリカ軍の基地の外に対し適用されており、基地内に納入される食料品の衛生基準として別途「軍販売免許」が存在した。沖縄冷凍乳菓株式会社やベストソーダ合資会社などが軍販売免許を受けていたが、「軍販売1級免許」のみ存在していた模様で、一般販売される商品にも1級免許を表示した製品があった。


   2024-7ー24