長い歴史に培われた手づくりの風味は「淡平」の生命です。
今を去ること五百数十年の応永の昔、
葛飾郡淡之須の里に住みついた鈴木平左衛門家は
後に、故あって武を捨て、人々に「平ぜむ殿」と親しまれ
みずからも「淡平」(あわへい)と称して参りました。
先代「淡平」俳名蓼青は、風雅な味わいの煎餅の製造を思い立ち、
苦心の末、独特の「淡平煎餅」を創案して広く江湖に問い、
各方面から絶大なご愛顧を賜り今日に至っております。
「淡平」では特別に吟味した純正材料のみを用い、
煎餅本来の素朴な手作りの味を保持したいと思い、
古来の伝統的手法に則り、多少芯を残したり、
乾燥の度合いを甘くするなどの方法により、
色、香、味とも絶対他の追随を許さない
良心的で格調の高い製品をお届けしております。
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